1月下旬から仕事が忙しくバタバタしていました。
そうしてもう3月も終わります。。。
今年はまだ1回しかバス釣りをしておらず、初バスはこれからといった状況です(笑)
こんにちアイテムは!デジ物書きのサブイズム(@sabu94_1982)です。
<Facebookページへの「いいね!」、 Twitterフォロー、Instagramフォローを押して頂くと、常に最新の記事が御覧になれます。
Contents
先日のパブコメ騒動
大した意見は書けませんでしたが、提出しました。ハッキリ言って、簡単な内容ではありません。さて、今回の一連のTwitter上での動きについて、後ほどブログに書いてみたいと思ってます。 #パブコメ #外来魚 pic.twitter.com/4xbWnPN73q
— Sabuism (@sabu94_1982) February 28, 2023
2月の中旬ころでしたでしょうか?
Twitter上でパブリックコメントの件が話題となりました。
その内容は、「「次期生物多様性国家戦略(案)」に対する意見募集 (パブリックコメント)及び説明会の開催について」。
この中で、ブラックバスについての記載があり、我々バサーとしてはまずは国に意見を提出しようという内容でした。
勿論私もデジ物書きとしてパブリックコメントを上述のツイッターの通り提出しました。
参考資料はこちら👉https://www.env.go.jp/content/000107436.pdf
該当箇所はP88からとなり、バス関連の該当箇所は以下でした。
1-3-35 定着した特定外来生物の対応のための支援[重点]
外来魚(オオクチバス、コクチバス、ブルーギル)やアライグマ等について、効果的な
被害防止対策をとっていくための指針等を検討するとともに、特定外来生物に指定される
予定のアメリカザリガニ・アカミミガメを含めた定着した特定外来生物の対策強化のため
の地方公共団体等への支援や普及啓発を強化する。 【環境省、農林水産省】
(目標)
外来魚(オオクチバス、コクチバス、ブルーギル)やアライグマ等について全国的な指
針等を 2024 年度までに策定又は改定する
1-3-40 特定外来生物による内水面漁業被害の防止
効果的な防除手法の開発・普及を行うとともに、水産業に被害を及ぼす特定外来生物(オ
オクチバス、コクチバス、ブルーギル)の防除に取り組む内水面漁協等を支援し、外来魚
による食害等といった内水面漁業被害の拡大防止を推進する。 【農林水産省】
1-3-44 外来種の遊漁利用のあり方検討
漁業権に基づきオオクチバスが遊漁利用されている湖沼においては、関係機関と協力
して外来種に頼らない生業のあり方の検討を進める。 【農林水産省、環境省】
一番印象的な部分としてはラストの”漁業権に基づきオオクチバスが遊漁利用されている湖沼においては、関係機関と協力して外来種に頼らない生業のあり方の検討を進める。 ”という部分であるかと思います。
バスの漁業権については、第五種共同漁業権免許(https://www.jfa.maff.go.jp/j/yugyo/y_kisei/naisui_men/)が存在し、現在は芦ノ湖、河口湖、山中湖、西湖を管理する4漁協に与えられています。(Source:釣具新聞)
これが主に大きくバサーには影響してくるのではないかと思います。(間違っていたらすいません)
私は、1と2についてはある程度許容しつつ、3についてはこれは強要するものではないとの趣旨でコメントを書きました。(その対象地域がバスの有効活用を止めたいとのことであれば話は別ですが)
でっ結果はどうだったの?
環境省のHP(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public)を確認しましたが、また結果は発表されていないようです。3月の13日に結果が発表されていました。確認不足で申し訳ありません。
2月28日の締め切りだったので、ある程度時間をかけて結果が公表されるのではないかと思います。
Twitterには色々とな意見が飛び交っていましたが、私はどちらかというとかなり感情を省いた文章で投稿をしました。
この手の内容は、以前から釣り人の感情論が多い気がします。
結果は、以下の通りです。(ここから追記となります。)
意見提出のあった個人・団体の数は 723(※)であり、のべ意見数は 1,307 件(※)
(但し、「※意見募集要領の条件を満たした有効意見に限る」と記載があります。)
オオクチバスについて書かれているのは、「次期生物多様性国家戦略(案)」の第2部行動計画第2部全般の「第1章 生態系の健全性の回復」にあたります。
この部分のパブコメ数(ブラックバス以外も含む)は、827となっており、他の項目よりもダントツ多いのですが、コメントと回答はとても少なかったのが事実です。(全体の約63%も提出があるのですが、、、)
【【行動目標1-3 汚染の削減(生物多様性への影響を減らすことを目的として排出の管理と環境容量を考慮した適正な水準とする)や、侵
略的外来種による負の影響の防止・削減(侵略的外来種の定着率を 50%削減等)に資する施策を実施するについて(オオクチバス等の内水
面漁業被害防止、遊漁利用等について)】
・前提として、水産業にどれほどの被害を及ぼしているかという調査はしているのか。
・オオクチバス等について、しっかりと規制と罰則をすべき。
・オオクチバス等の駆除に反対、共存を目指すべき。
・オオクチバスの特定外来生物からの除外を希望する。
・遊漁利用による経済効果やそれで生計を立てている人々のことを考慮すべき。
・楽しみを奪わないでほしい。
・根絶は不可能であり税金の無駄である。
・在来種の減少は外来魚によるものに限らず、農薬や護岸工等による影響が大きい。
・外来種の影響について科学的な評価や専門家の意見に基づいて取組を行うべき。
・ライセンス制やルール強化の取組を検討してはどうか。
・ガイドラインの策定を行うべき。(Source:https://www.env.go.jp/council/content/12nature03/000118679.pdf)
該当箇所の掲載です。
上記の中には予想通り稚拙な意見提出もあります。この点がバサーが評価されないポイントでもあるのかと思います。
これに対しての国のコメントはかなり短い4行程度です。他の項目と比較するとブラックバスの項目は応募数の割にコメントがかなり短いように感じました。。。
・ブラックバスについては、専門家会合での議論を踏まえ、特定外来生物に指定し、これまで防除等の対策を進めてまいりました。防除を適切に行うことにより在来種が回復することが確認されており、引き続き、防除や密放流の撲滅等に取り組んでまいります。いただいた御意見は今後の施策の参考とさせていただきます。
(Source:https://www.env.go.jp/council/content/12nature03/000118679.pdf)
これが現実なのかもしれません。(追記終了)
まずは以下の内容を見ていきたいと思います。
*魚類の専門家ではないため、色々なソースを頼りに記事を書いています。加筆修正が必要な場合は御連絡願います。
日本のバス釣りの始まり
不朽の名作といえる本ではないでしょうか?
日本のブラックバスの歴史は1925年まで遡ります。
赤星財閥の後継者として銀行業務、牧場の経営に携わっていた実業家の赤星鉄馬氏が、大正14年(1925年)に芦ノ湖に放流したのが起源です。(87匹と言われています。)
本には以下の内容が書かれています。
本当であれば、山中湖にバスを放流するはずであったが、赤星氏の都合により放流先を帝大の水産学科に一任されました。
彼らが芦ノ湖をバスの放流先として選んだ理由は以下の2つ。
-1、淡水魚実験所があり、過去十数年鱒(マス)の増殖を計ったが、失敗していること。
-2、芦ノ湖が他の淡水系と絶縁され、ブラックバスが繁殖をしても他の淡水区域に移行できない地理的 条件があったからだそうです。
実際に芦ノ湖が最初の放流先になった理由は上記ですが、赤星氏の真意としては、「食べて旨い、釣って面白い魚を多くのアングラーと共に長く楽しみたいことにある」と著書の中で述べています。
当然ながら放流する当時から色々と生態系の件も問題視されていましたが、それでも多くの手続きを踏み、芦ノ湖に放流を実現した氏の行動力は素晴らしいものがあります。
空前絶後のバス釣りブーム
令和世代のアングラーは知らないかもしれませんが、バス釣りは過去に何度も業界としてのブームを迎えていました。
バス釣りには大きく分けて二つのブーム時期が定義されています。
1つは第一次バス釣りブームと呼ばれる次期であり、1970年代、もう1つが第二次バス釣りブームが1985年頃から始まりました。
👉https://www.shinaimotsugo.com/ivent/yousi/yousi_2018_10/322.pdf
私は1994年の新春釣りロマンスペシャルからバス釣りをスタートしたので、第三次バス釣りブーム世代と言えるかもしれません。
コロナ禍でもアウトドアがかなりの盛り上げりを見せているので、この時期ももしかすると第〇次バス釣りブームなのかもしれません。
さて、何度かのブームを経て現在のバス釣りが存在していますが、その背景では色々なことがありました。
これから辺は、上記のリンクを覗いてみると色々と分かるので、面白いかと思います。
バスの全国への拡散
最初は芦ノ湖だけであったバスの存在も赤星鉄馬氏が生きていた時期には、以下に拡散したことが著書で明記されている。
ー昭和5年(1930年)に長崎県水産試験場のある白雲池 (現在は駆除活動で殆どいないとか)
ー昭和7年(1932年)に富士五湖の山中湖
ー昭和8年(1933年)国分寺の今村氏邸内の池に96匹
ー同年芝の田中氏邸内の池に46匹、日光宮内省中禅寺湖養鱒場へ数十匹入れたが冷水で不結果
ー昭和10年(1935年)に群馬県の田代湖 (現在は立ち入り禁止)
ー昭和11年6月に明石水産試験場の手により峯山貯水池に86匹(兵庫県)
と記載されています。
中でも驚いたのは、山中湖の件。
こちらは、赤星鉄馬によると「芦ノ湖の漁師が昭和7年(1932年)にひそかに運んだものと、翌年、芦ノ湖の漁師川口氏から聞いた」と書かれている。
なので、このような例が全国各地で起こり、そのエリアと繋がる水系にちらばり全国各地にひろまっていったようです。
そういえば、2012ねんころにマレーシアにピーコックバスを釣りに行った際に聞いた話では、マレーシアにブラジルからピーコックバスを移入した時は特定のエリアにしかいなかった。
だが、洪水によってその場所が氾濫してピーコックバスが各地に広まり、そこら中の池に生息したのだと聞いたことがある。
人為的な方法だけでなく、このような方法でも魚は拡散していきます。。。
バス釣りは悪か!?
バス釣りは悪だと言われることがありますが、はたしてそうなのでしょうか?
言わずもがな、アメリカではれっきとしたスポーツフィッシングの代表格であり、バスマスタークラシックのような大きな大会も開かれています。
ですが、こと日本ではバスによる影響を受けた場所(湖、川、池)の方々や、バス釣りによって生活を脅かされる人々(ため池の管理者、違法駐車により迷惑している地元住民)からすれば、「悪」以外の何物でもないのは明白です。
そして、バス釣りのサングラスをしてイカツイ恰好をしている所も、”釣りをしない人”からすれば威圧感満載なのかと思います。
バス釣りも色々なメーカーが立ち上がり、フィッシングフェスティバルも開かれたりします。
とある知人の方は、「サングラスをしてイカツイ恰好で仕事をする人がいるか?」とバス釣り業界の方々について述べていました(勿論そうでない方も沢山いますので、一意見として受け止めてください)
まあ、それぞれの立場からみれば、バス釣りを「悪」と捉えることは当然です。
これはバス釣りに限ったことではありませんがね。。
個人的なバス釣りへの理解
こちらは私個人の見解を書いてみたいと思います。
バスフィッシングは大好きですが、現時点で以下の個人的なルールを設けています。
1、レンタルボートのある湖で釣りをする(地域に金を落とす)
2、レンタルボートをする以上、船舶免許を取得する(保有済み)
3、入漁料を払わないエリアの陸っぱりはしない
4、認められたため池以外での釣りは基本しない
5、駐車場の無いエリアでは釣りをしない
とまあ、ざっくりこんな感じです。
各地の状況をみていると、どちらかというとバサーの迷惑行為(違法駐車、ゴミ、地元住民への威嚇など)があるような気がしています。
バス釣り自体が悪いというよりかは、「バス釣りをする人間のマナーがなっていないからバス釣りが嫌い」という認識が高いかもしれません。
ここ数年だとYouTubeでの場所の「晒し」も影響しているかもしれません。
その場所が釣れるとなれば、人も殺到しマナーの悪さも悪化すると思います。
バス釣りを末永く楽しむために
今後のバス釣りについては、個人的には明るい未来はないと思っています。
ですが、これ以上バス釣りのイメージを悪くしない為にも、ルールをきちんと守る必要があるのではないかと思っています。
ライフジャケット問題なんかもそれにあたるかと思います。
ゴミ拾い活動も重要な活動だと思います。
バス釣りを好意的に思っている場所、人達の印象を悪くしない為にも、現在バス釣りを積極的に展開している地域にお金を落とすことも長くバス釣りを続けていく秘訣かもしれません。
余談ですが、個人的には多摩川のスモールマウスバスなかも気になりますが、正直グレーな釣りなので個人的に一度もやっていません。
ということで、パブコメの内容から話が色々と飛びましたが、バス釣りを続けていくためには、地域へのお金の投資と地域住民との共存が大事かと思います。
個人的には、今後もこの点に気をつけながらマナーを守ってバス釣りをしていけたらと思っています。
では、また後程!
Sabuism
◆Facebook「いいね!&フォロー」/Twitter「フォロー」 /Instagram 「フォロー」を押すと 最新の情報をお届けします(*´ω`*)◆
▶こんな記事あったら面白いな~なんて方は、御意見頂けると幸いです。採用かも??⇒sabuism94@gmail.com◀
コメントを残す