さて、本日はキープキャストの最終日ですね!相当に盛り上がっているようで、毎年この時期は気になっています(笑)
なら行ったら?ということなんですが、展示会は横浜だけで十分と思っているので、まだまだ行く予定はありません(>ω<)
おはようございます。フィッシングトランスレーターのサブイズム(@sabu94_1982)です。
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Source: Bassmaster
バーニーシュルツの想い後編
( 出典:Bassmaster)
前編はこちらを参照ください。
前回まではおおまかに話すと、バーニーが如何にして大学時代のフィッシングクラブから賞金獲得を目的とするトーナメンターの世界に足を踏み入れたかについて述べてきました。
今回は何故彼がダブル参戦していたB.A.S.S.とFLWの内、何故B.A.S.S.を選択したか、そしてMLF vs B.A.S.S.の対立構造についても述べています。
見どころ満載な後編もぜひお楽しみいただければ幸いです。
バーニーはB.A.S.S.を選択
( 出典:Bassmaster)
94年だったと記憶していますが、新春釣りロマンスペシャルにてバーニーシュルツが初めて日本の地上波に登場したと記憶しています。この時にフロリダのゲインズビルにてイラストレーターの仕事も請け負っていることが放送されていましたね。
そして、この仕事はバーニーがB.A.S.S.とFLWの二者択一の際まで継続されており、バスマスターとB.A.S.S.の雑誌へのコラム寄稿していました。そして報酬以上にやりがいを見つけていました。
ただ、FLWでの仲間とのトーナメントの機会を逃し、B.A.S.S.のツアーを正しいものにするための編集的な役割を持っていました。
そして2006年、バスマスターエリートシリーズが開幕!バスフィッシングにおいて画期的な出来事でした。
しかし、参加フィーが1つのリスクをはらんでいました。最初の3年間は、個々のエントリーフィーが5,000ドル(約55万円)で、11試合あるので合計で55,000ドル(約600万円)。それ以外にもフルリグのバスボート、牽引車、そしてトーナメントにかかる諸経費がそこにのしかかってくるという現実でした。
それらは各プロたちにも大きな負担としてのしかかり、トップアングラーたちを別の方向に向かわせざるを得ない状況でした。
バーニー自身はスポンサーからのサポートもあり、それらに対応することが出来ました(現実今もエリートプロですからね)。結果として、B.A.S.S.を通じて有利なスポンサー契約を獲得出来たアングラーたちもいました。トヨタ、カーハート、ジェネラルタイヤ、ゴープロ等々。そしてこれらはB.A.S.S.やエリートシリーズの存在なしにはなし得なかったといえる機会だったようです。
当方はここで敢えて赤字でハイライトしましたが、バーニーが言いたいのはこの部分なのではないかと個人的に思います。それだけのブランド価値がB.A.S.S.ひいてはバスマスターエリートシリーズにはあるのではないかということです。
MLF vs B.A.S.S.の構造
隣の芝生は青く見えると良く言いますが、バーニーシュルツも同じフレーズを下記のように述べています。
For the former Elite anglers who signed up for the new MLF Bass Pro Tour (BPT), I wonder how much greener that pasture will truly be.
MLFのバスプロツアーにエントリーした前エリートプロ達にとって、私はその牧草地が本当に青々としたものなのかと思います。
MLFはそれを約束してくれるものなのか?とも述べています。その理由は以下。
MLFはメディアで強い存在感を放ち、その背後にあるスポンサーは他のプラットフォームを持っています。しかし、MLFはB.A.S.S.でアングラーが得るようなレベルを超えて、多くの選手のキャリアを押し上げることが出来るのでしょうか?もし、それが出来ないようであれば、たった1シーズンでMLFのスポンサーシップは危険なものになるだろうとのこと。
さらにバーニーはこう続けます。
I’m sure there were other motivating factors for making the move. A new tour offers a new beginning, and for some that could jumpstart a career. For others, it could mean a second chance. Still others, I’m certain, made the move because of peer pressure.
このMLFへの移行については、他の動機があることも確信しています。新しいツアーは、新たな門戸を開き、そしてキャリアを押し上げるからです。他には、セカンド・チャンスを意味します。他のアングラー達も仲間からのプレッシャーで移行した者もいると思っています。
選手の流出を防ぐ努力として,B.A.S.S.側は即座にエントリーフィーの方式を修正しました。それは今まで以上に魅力的なものでした。ですが、時既に遅し。一旦、最も影響力のあるアングラーが移籍を決意すれば、他のアングラーも従います。これはもう必然ですよね。。。
バーニー自身はこの記事を書いている段階でこの現状の評価の為に呼ばれて、非難されるだろうということも覚悟しているようです。しかし、一方でバーニー自身はMLFのバスプロツアーの招待を受けなかったのも事実で、来ていたとしても断るつもりだったようです。
そして一応バーニーなりには少しは傷ついているようで、
Everybody wants to be invited to the party, even if they don’t want to go.
ともっています。
ですが、
But I’m glad I didn’t get an invite. B.A.S.S. is my home. It’s where I built my career, and it’s where my sponsors want me.
B.A.S.S. があくまでもバーニーにとってホームであり、自身のキャリアを積み上げ、スポンサーもそれを期待していると述べています。
そして最後には”As an organization, B.A.S.S. will survive.And those of us who stand with them will be rewarded for our loyalty. I’m sure of it. ”とも述べています。
最後にはMLFに移行した選手達にこう述べています。
To those who moved on, I wish them nothing but the best.
”移行した選手達には、最高以外のものを望みません”と述べています。
さて、如何でしたでしょうか?
色々と各アングラーが悩みを抱えバスマスターエリートシリーズを戦ってきたと思いますが、その中で設立したバスプロツアーに多くの選手が移籍してバーニーとしては残念な部分があったのだと思います。何故なら、現在の彼らのキャリアを形成してきたのもB.A.S.S.だからです。バーニーはたしかにMLFからInvitationを受けませんでしたが、しっかりと自身の立場、やるべきことがわかっているのだと思います。
さあ2019年のエリートシリーズが開幕し、開幕戦では72歳のレジェンドアングラーであるリッククランが優勝しました。
まだまだエリートシリーズは終わらないでしょう。50年以上の伝統は伊達じゃありません。
まだまだ理解の浅い当方ですが、今後もこのMLFとB.A.S.S.の動向を見守っていきたいと思います。
では、また後程!
Sabuism
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