おはようございます。フィッシングトランスレーターのサブイズム(@sabu94_1982)です。
昨日執筆した記事がちょい爆発を起こしており、特にツイッターでは多くのアングラーのコメントを頂きました。
こういった「思考系」の記事は自分も執筆していて楽しいですし、少しでも読者のあなたの心に刺さればブログ執筆者としては嬉しい限りです。
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Source:バスマスターウェブサイトウェブサイトを元にお届けしています。(Seigo Saito氏の画像を拝借しています。)
Contents
アーロン・マーテンス優勝の謎
さて、皆さん先日のバスマスターエリートシリーズの第7戦 レイク・シャンプレイン戦の優勝がアーロン・マーテンスに驚いていると思います。
何故、Day2まで19位だった彼が突如優勝をもぎ取る事が出来たのか!?
Day2までのトップ12ランキングをもう一度載せます。
Name | Name | Day1 F/W | Day2 F/W | Total F/W |
1 | Jacob Wheeler | 5 / 17-12 | 5 / 20-12 | 10 / 38- 8 |
2 | Seth Feider | 5 / 17- 9 | 5 / 19-15 | 10 / 37- 8 |
3 | Brandon Lester | 5 / 19-15 | 5 / 17- 8 | 10 / 37- 7 |
4 | Steve Kennedy | 5 / 17-10 | 5 / 19-13 | 10 / 37- 7 |
5 | Matt Lee | 5 / 19- 0 | 5 / 18- 7 | 10 / 37- 7 |
6 | Jordan Lee | 5 / 16-13 | 5 / 20- 8 | 10 / 37- 5 |
7 | Jeff Kriet | 5 / 20- 4 | 5 / 17- 1 | 10 / 37- 5 |
8 | Kelley Jaye | 5 / 18- 1 | 5 / 19- 2 | 10 / 37- 3 |
9 | Alton Jones | 5 / 20-11 | 5 / 16- 4 | 10 / 36-15 |
10 | Brandon Palaniuk | 5 / 18- 1 | 5 / 18-13 | 10 / 36-14 |
11 | Adrian Avena | 5 / 18- 8 | 5 / 18- 6 | 10 / 36-14 |
12 | Matt Herren | 5 / 18-15 | 5 / 17-13 | 10 / 36-12 |
それはそうです。
この時点で、アーロンマーテンスは、35lb-7オンスで19位だったんですから。
でも、よくよく見てみると、トップのジェイコブウィーラーとの差は、丁度 ”3lb-1差” だったのですね。
それは決して、「不可能な差」ではありませんでした。
優勝は2015年のエリートシリーズ以来実に2年ぶり!
実は、アーロンは丁度2年ほど優勝から遠ざかっていたのです。
2年前の2015年8月のチェサピーク湾でのエリートシリーズで「70lb-2」を釣り上げて以来、優勝していませんでした。
それ故に上記写真のような嬉しさもこみ上げて来たのだと思いますし、ジェイコブ・ウィーラーも察していたのでは無いでしょうか?
では、具体的なアーロンの先方を見ていきましょう!
優勝ルアーはロボワームファットテールのダウンショット!
アーロン・マーテンス3日間を通して、4.25インチのロボワームダウンショットをメインに攻略していたようです。
カラーは、アーロンマジックレッドカラー。
Day1 &2の攻略法
主にこの2日間の大部分は、20-30フィート(≒6m~9m)のディープを上記のダウンショットで攻略していました。
しかし、最終日はそのレンジを変えたんです!
一体何があったのでしょうか?
Day3の鍵はシャローのウィードの種類と急なタックル変更
最終日はなんと、19箇所も回ったようです。凄い行動力!
バスの釣るレンジを12~21フィート(≒3.6m~6.3m)へと大幅にレンジを上げました。
ここは、以前にもセントローレンスリバーの所でも記載しましたが、北部のレイクがハイウォーターであったと述べました。
バスマスターの別記事でも同様に語られています。レコード記録のようです。
そして、唯でさえ場所が北部で有るため、南部のエリアに比べてスポーニングが遅くなります。
それに加えて、今年は少しスポーニングが遅れており、8月頃がスモールのメインと言っています。
そうなると、今回は「ラージマウスメイン狙い+スモールのプリ狙い」という公式になりそうです。
この内容から行くと、丁度スポーニングの初期段階に突入しており、バスがシャローに入ってきているタイミングをアーロンが見つけていたのではないかと個人的には思っています。
まあ、ここでは「スモールのスポーニング」が記載していますが、ラージも同様だったのかもしれません。
飽くまで推測の域は出ませんが!
そして、タックルの強度を6.11フィートのMHロッドに大幅に変更。
どうやら彼が注目した19箇所の12-21フィートのエリアには、Day1-2とは異なる種類のグラスがあり、そのウィードに隠れているバスを抜き出す為に強度のあるタックルを選択したようです。
このグラスの種類は明言されていませんが、バサー誌には記載されると思います。
このグラスが鍵であったようですね!
ここから4枚程アーロン劇場をお届けします!4枚目は少し下です。
とにかくビッグスモールも混ぜながら、ラージメインでゲームを推し進めた結果、それが優勝につながりました。
素晴らしいの一言です。
そういえば、少し脱線しますが「Grass(グラス)」というと、FLWの1戦目(レイク・ガンターズビル戦)でマークローズが同じように特定のグラスの種類を見分け、Day1と2で魚を釣っていましたね。
この時は、クロモ属のグラスでしたね!
そして、4枚目の写真はDay3のビッグフィッシュ!
本当のビッグフィッシュはセスフェイダーの6lb-4でしたが、アーロン自身もキッカーフィッシュを持っていました。
それが、6lb-2のこのラージマウスバスだったのです。
めっちゃかっこええです!
という具合で、3日間を過ごしたアーロン・マーテンスのトーナメントの裏側でした。
バスマスターの判る範囲内での解説をSabuismの視点で記事を纏めてみました。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
後ほど、トップ12名の使用ルアーもまた纏めてみたいと思います!
では行ってらっしゃい!
Have a Great Fishing!
Sabuism (原)
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